料理に教科書はいらない。ノートは必要。

自炊生活五年目。僕は「料理ノート」を付けることにした。


レシピなんてネットで調べて事足りるんだけど、何が旨かったか、あるいは不味かったか、忘れてしまうのだ。いや流石に誰もが知ってる定番料理のレシピは忘れないし、泣く泣くゴミ箱に捨てたあの失敗作の味は忘れないけど「手羽を使ったよくわからんまあまあ美味しかったスペイン料理」とか「食えるけど、なんか塩気が足りなくていまいちパスタ」とかそういう微妙なメニューの記憶は、そう長く持たない。


レシピ本に基づき作っていれば、めくってるうちに記憶がよみがえるのだろうが、「冷蔵庫にある食材から早く使わないとヤバそうなの2つ選んでグーグル様で検索、topに来たものを…」という行き当たりばったり自炊生活ではそうもいかない。


まあノートといっても、手帳の隅に「モヤシと豚バラのミルフィーユ煮 うまうま」とか書いてるだけなのだが。