2008年は「WALL・E」と「ダークナイト」の年でした。

http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/

今年のベスト映画は「ダークナイト」だと思ってたし、今もそう思うけれども
「WALL・E」の愛おしさはまた別次元のベストだ。もうどっちが好きだとか言えねえ…。
そもそものストーリーからし

「ある日突然空からツンデレ美少女戦士が降ってくる」

というある意味非常に都合がいい、アニメオタク受け抜群の都合の良いプロットだもの。好きにならない方がおかしいわ。
こんなものを前売りストラップ付き大人1300円で見てしまってはあまりに申し訳が無いので、その後熊本で唯一字幕版を上映しているTOHOシネマ光の森に出かけ、1500円払い再見した上で1200円と引き換えに「ピクサー完全読本」を買ってきた。映画公開終了後の投売りセールを待ち、トイザらスを巡りフィギュア収集を進める予定である。

ロボット・SF映画が好きなら間違いなく楽しめるし、
音楽・アート・ゲーム・コンピュータの知識があれば、より楽しめる
そしてもちろん「2001年宇宙の旅」やアタリの「PONG」を知らない子供も楽しめる。

ストーリーとしては正直「もう一山欲しい」と思うけど(ストーリーについては「Mr.インクレディブル」がPIXAR作品中最高だと思う)話の悠長さを補って遥か余りある程魅力的な映画。「カンフー・パンダ」もとても面白かったし、「WALL/E」の完成度と志の高さとは比較にならない。ウォーリーからちゃんと産業用ロボットとしての息吹が感じられるところもいいよ!「カンフー・パンダ」と実際のパンダという生き物には何の繋がりもないし、「ポニョ」に至っては金魚のくせに海に住んでるけれど、ウォーリーはちゃんとゴミ運搬装置+コンプレッサーとしての息遣いを感じるのだ……たとえ多少余計な機能……例えば音楽再生装置や「寂しさを感じる能力」……は付いているとしても。


ブラインドネス」と「13人の怒れる男(露版)」も観たし、あと気になるのは「地球が静止する日」くらい。