「容疑者xの献身」「おくりびと」「パコと魔法の絵本」「闇の子供たち」

最近邦画ばっか観た。アイアンマンみたい。

容疑者xの献身
意外なほど面白かった。踊るシリーズやHERO、海猿西遊記などと同じ「フジテレビドラマ劇場版」というカテゴリに入れるのもおこがましい非常に真っ当な映画。これも全て原作のお陰か(原作が直木賞受賞作のベストセラーでなかったら、見るも無残なほどズタズタのグチャグチャにされていたに違いない。つーかそもそも映画化されないか)。
石神(堤真一)が「湯川……山に登らないか?」って誘うシーン、軽く誘ってくれるわりには凄い本格冬山登山だったのに笑ってしまった。あと高校生でも四色問題(の趣旨)は理解できると思う。

おくりびと
面白かった。納棺師、ハードボイルドでとてもカッコイイ仕事だと思います。敬老の日の前日に観に行ったら、劇場が「明日にもおくられそうな方々」で一杯だった……山形の風景は美しいし、日本の伝統(風俗)だし、何よりどの国でも人は死ぬので海外で賞を取るのも頷ける。無理やりドラマチックな展開を作って泣かせよう……みたいなあざとさが無い、あっさり目のラストが好み。

パコと魔法の絵本
あるいは高給食材をケチャップと砂糖で味付けした大人向けお子様ランチ。ロリコンにはたまらない映画。

闇の子供たち
今そこにある問題と、かつてそこにあった問題と、ありえない問題とが交じり合った痛々しくもいかがわしい社会派ドキュメンタリ「風」映画。ロリコンには(別の意味で)たまらない映画。宮崎あおいがいかにも「ちょっとウザいNGOのおねいさん」にハマってて笑った。エイズの発症早すぎ><